心理カウンセリングの種類

催眠療法(ヒプノセラピー)とは

催眠療法と言っても、日本ではまだ聞きなれない方も多いと思います。
あるいは、テレビで見かけるような、相手の行動をブロックしたり操ったりするショー催眠を思い浮かべるかもしれません。

ここで言う「療法」としての催眠は、あくまでもセラピストとクライアントの完全な合意の上でしか行われる事はありません。
療法としての催眠とは、普段無意識に出たり入ったりをしている潜在意識への扉を意図的に緩める事によって、クライアント様の意識の奥深い場所に眠る「生きる力」「本質的な感情」にアクセスし、自分でも気付かなかった心の問題を顕在化させて解消してゆく、安全で確実な方法です。

催眠中は意識を失う事もなく、いつでも中止できますし、話したくない事は話さずにすみます。もちろん催眠のトランスに入っている状態でも、クライアントは自分を完全にコントロール出来ますので、その価値観や信念と一致しない暗示を与えられても拒否が出来ます。

例えば、盗みをいけない事として認識している人に、催眠下で何かを盗んでくるような暗示を与えても「なんてことを!」と思われ、催眠から覚めてしまうでしょう。
ですからセラピストとクライアントは完全に合意した上で、初めて催眠療法が実現できるのです。

では、催眠療法でどんな事が出来るのか。
大きく分けると年齢退行や前世療法などの癒しの催眠と、なりたい自分をイメージして引き寄せる実現の催眠があります。

●癒しの催眠とは?

一つに、年齢退行催眠インナーチャイルドの癒しです。
これは現在自分の抱えている問題の根となるものが、すっかり忘れてしまった過去の記憶にある事を想定しておこないます。

人間の理性は、あまりにもショッキングな出来事に立ち会った時や理不尽な思いに捉われた時、自己防衛の手段として記憶の箱に鍵をかけてしまう事があります。しかし出来事に立ち会った事実は事実として心の中に存在し、それをトラウマ等と呼んでいます。そして、それによって大人になってから原因不明の体の不調や精神の不調を招く場合があるのです。

この記憶の箱を開けて、大人として成長した感性で幼いころの心の傷を癒すのです。 ケースによっては、そのままインナーチャイルドの癒しに移行してゆきます。

※インナーチャイルド=誰もが心の中に抱いている、幼く無力な自分自身

二つ目は、過去世退行(前世療法)です。

なぜこの人生なのか、なぜ自分は生まれてきたのか……と言った、誰もが人生の折々にもたげてくる問題を、クライアントの過去世まで遡って解いていきます。
過去世退行は前世を知ることが目的ではありませんから「生まれ変わりなんて本当にあるの?」という方でもご安心ください。
事実かどうかの検証は別として、過去世の自分自身は、現代を生き抜く私たちに鮮やかに明快な答えを示してくれます。

三つ目は、グリーフセラピー(許しのセラピー)です。

以前、誰かに傷付けられた思いが離れない、または傷付けてしまった罪悪感が離れない……と言った悩みに、その思いの対象となる人物(またはペット)を、潜在意識の中で呼び出して対話をします。
潜在意識の最も深い所では、時間や個々の概念がなくなり、肉体すらも超越していくので、今ここに存在しない、または既に亡くられた人や動物との意思の疎通が可能になるという考えのもとに生まれたセラピーです。
家族や恋人、または可愛がったペットの死にあって悲嘆に暮れている方にも大きな癒しが起こります。

●実現の催眠とは?

未来催眠(サクセスフル・マネージメント)です。

こちらでは、GIFT(ゴール・イメージ・フォーカシング)やNLP(神経言語プログラミング)の手法を使って、「なりたい自分」をマネージメントしていきます。 クライアント様の目標が明確である場合に行うものと、なりたい自分になってもっとポジティブな生き方をしたい、と言う方に提案する暗示療法です。

  • ・営業成績を上げて、トップセールスになりたい、
  • ・ダイエットをして、もっと美しくなりたいのに上手く出来ない

等の目標設定に対しては、さらに具体的な数字による設定をして頂き実践していきます。また、

  • ・自分に自信をつけたい
  • ・あがり症を直したい
  • ・つい暗い方へ考える癖を治したい

等の場合は、ケースに応じた暗示療法や、呼吸法等のアクティブな要素も併せてご提案いたします。

※未来催眠に関してのみ、目標達成までの期間は定期的なセッションを行う必要があります。その場合、クライアント様のご負担を減らす為、電話のみでも対応出来るようにいたします。

以上、ざっと4種類の代表的なセラピーをご紹介しましたが、先に述べた通り、潜在意識の持つ可能性は無限大に近いと言えるでしょう。
事前面談時にクライアント様のご希望を伺いながら、セッションの進行次第でいくつかの療法を組み合わせて行う場合もあります。

クライアント様はゆったりとソファで寛いで、セラピストの言葉に耳を傾けていればよいのです。

セラピー中は、皆さまリラックスして自分に正直に多くの涙を流されます。
そして終了後はとても生き生きとした表情で帰られていきます。

セッション時間は通常事前面談から事後面談まで入れて3時間程度です。
リラックスした服装でおいでください。

注意事項として、以下の症状を有する方の場合にセッションをお断りする場合があります。
・統合失調症の診断を受けている方(催眠時のイメージと現実の区別が困難になる場合があります。)

また、以下の症状を有する方には、念のために緊急連絡先の提示をお願いすることがあります。

・パニック障害やてんかん等、発作性の症状を有する方


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